昨日確認したから大丈夫?ドローンは飛行直前に「緊急用務空域」を確認
- コラム

撮影場所も飛行許可も準備できた。それでも、当日に確認したい情報があります。
災害や事故に伴って指定される「緊急用務空域」です。前日に確認した地図や保存済みの画面だけで、当日の飛行可否を決めないようにしましょう。
救助などを行う航空機のための空域
緊急用務空域は、捜索・救助などに従事する航空機の活動が想定される場合に指定され、ドローンやラジコン機等の飛行が原則禁止される空域です。国土交通省は、飛行を開始する前に指定の有無を確認する義務を示しています。
いつも撮影している場所でも、その日の災害や事故によって状況が変わる可能性があります。仕事の撮影予定が入っていること自体は、飛行を続ける理由にはなりません。
飛行前の思い込みを点検
| 思い込み | 確認したいこと |
|---|---|
| 昨日、指定がなかった | 飛行前の最新の公示を確認 |
| 包括許可を持っている | 緊急用務空域の飛行を認めるものではない |
| 100g未満の小さな機体 | この空域の規制は小型機にも及ぶ |
包括許可も小型機も、確認を省く理由にならない
人口集中地区の上空などについて包括許可を取得していても、新たに指定された緊急用務空域をその許可で飛ばすことはできません。また、この規制は100g以上の機体だけが対象ではありません。
100g未満なら機体登録の対象外だからと、緊急用務空域の確認まで不要と考えないことが大切です。例外的な飛行には別の許可や捜索・救助等の特例の適用条件が関わるため、一般の撮影者が自己判断で例外扱いにしてはいけません。
当日の確認を撮影手順に入れる
国土交通省航空局の公示ページで、最新の指定状況と飛行予定場所・時間を照合しましょう。前日に見た画面の保存は、飛行直前の再確認の代わりにはなりません。
社内の運用として、確認担当者、確認時刻、判断結果を記録しておくと、現場で共有しやすくなります。この記事に記載した確認日も、読者が実際に飛ばす時点の指定状況を保証するものではありません。
必ずその時点の公式情報へ進んでください。
飛行中に状況が変わったら
飛行中のエリアに緊急用務空域が指定された場合、特例等の対象を除き、速やかに飛行を中止する必要があります。関係機関から個別に中止を指示されるまで飛ばしてよいという意味ではありません。
操縦者が安全な操縦に集中できるよう、補助者や運航管理担当が新しい情報を共有する体制も考えましょう。国土交通省は、指定の有無とは別に、災害発生地域では有人機の活動を妨げないよう飛行を控えることも案内しています。
準備の順番を、ひと目で
- 1公式情報を開く国土交通省の緊急用務空域の公示へ。
- 2計画と照合する飛行予定場所・時間が指定に重ならないか確認。
- 3状況の変化に備える情報共有と安全に飛行を中止する手順を決める。
相談前に、計画を一緒に整理しましょう
ドローンの許可申請や飛行計画の準備について、場所・目的・機体・予定日をまとめてご相談ください。許可の取得と当日の安全確認を一緒に整理しましょう。
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