1万円未満の買取なら本人確認は不要?古物の種類と2025年の改正を確認
- コラム

中古品を数千円で買い取るとき、「少額だから本人確認は省略してよい」と決めていませんか。古物商の取引では金額だけでなく品目も確認が必要です。
特に、室外機や電線などを扱う事業者は、以前のチェック表を使い続けていないか見直しましょう。
金額の前に「何を買い取るか」を確認
古物の買受けでは、少額であっても相手方確認等が免除されない品目があります。書籍、家庭用ゲームソフト、音楽・映像のCDやDVD等、自動二輪車・原動機付自転車などがその例です。
バイク等は一定の部分品も含みますが、ねじ・ボルト・ナット等の汎用部品は除かれます。次の表は金額にかかわらず確認する代表的な対象です。
単品の値段だけを見て省略を決めず、取引の総額と品目を一緒に確認してください。
少額でも確認する品目の例
| 品目 | 確認のポイント |
|---|---|
| 書籍・家庭用ゲームソフト・CDやDVD等 | 1万円未満でも対象 |
| バイク・原付と一定の部分品 | 汎用部品を除くなど範囲に注意 |
| 室外機・電気温水機器のヒートポンプ | 古物に当たるもの。2025年10月から追加 |
| 電線・金属製グレーチング | 具体的な用途・種類も確認 |
2025年10月から金属製品等の対象が追加
2025年10月1日から、古物に該当するエアコンの室外ユニット、電気温水機器のヒートポンプ、電線、金属製グレーチングも、総額1万円未満であっても相手方確認等の対象に追加されています。2026年の新制度として紹介するものではなく、すでに施行されたルールです。
買取担当者の引継ぎ資料やレジの確認項目が、改正前のままになっていないか点検しましょう。
似た商品でも、名前だけで決めない
京都府警の説明では、電線は銅線・アルミ線など素材を問いません。一方、LANケーブルやテレビ接続ケーブル、一般的な家庭用延長コード・充電ケーブルは、この追加対象の「電線」には含まれないとされています。
ただし、追加品目に当たらないことが、あらゆる確認を省略できる意味ではありません。古物か金属くずかの区別も含め、用途・状態・取引方法を整理して管轄警察署へ確認することが大切です。
価格のチェック表と品目のチェック表をそろえる
例えば、古本をまとめて数千円で買い取る場合にも、書籍という品目に着目した確認が必要です。店舗では、品目、対価総額、確認方法、帳簿への記録を順番に確認できる運用にしておくと、担当者による判断のばらつきを減らせます。
これは内部管理の工夫であり、独自のチェック欄だけで法定の方法に代えられるものではありません。対面・非対面の方法も分け、迷った取引を責任者に回す手順まで決めておきましょう。
準備の順番を、ひと目で
- 1品目を特定商品名に加えて用途・状態も整理。
- 2金額と確認方法を確認少額の例外品か、対面・非対面かを確認。
- 3記録と引継ぎを整える改正後の品目を社内のチェック表に反映。
相談前に、計画を一緒に整理しましょう
古物商の開業や取扱品目を増やす計画がある方は、仕入先・販売方法・店舗の体制を整理してご相談ください。具体的な取引上の義務は管轄警察署の案内も確認しながら準備を進めます。
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