入院中や外出が難しいときも公正証書遺言を作れる?公証人の出張相談
- コラム

遺言を作りたいけれど、入院中で公証役場へ行けない。ご本人やご家族が、そんな理由で準備をあきらめてしまうことがあります。
公正証書遺言には、公証人に病院や自宅へ来てもらって作成する方法があります。
移動が難しいことを最初に伝える
日本公証人連合会は、高齢や病気等で役場に出向くことが難しい場合、自宅、介護施設、病院等への出張による作成を案内しています。来所が難しい理由、現在いる場所、連絡を取りやすい時間を公証役場へ伝えましょう。
出張の日程や対応できる地域、費用は事前に確認します。
出張相談の前に整理すること
| 項目 | メモの例 |
|---|---|
| 本人の希望 | 誰に、どの財産を残したいか |
| 訪問先の条件 | 病院・施設の面会時間と連絡窓口 |
| 資料と日程 | 財産資料の所在、体調のよい時間帯 |
参考:日本公証人連合会:遺言
家族が準備しても、意思はご本人から
平塚公証役場も、遺言者の意向を公証人が直接確認する必要があると説明しています。家族が財産資料を探したり日程を調整したりすることと、誰に何を残すか決めることは別です。
ご本人が考えている内容と、家族からの提案を混ぜずにメモを分けておくと、意向を整理しやすくなります。
参考:平塚公証役場:遺言
病院や施設の面会条件も調整する
実際の準備では、診療や休息の時間、面会人数、落ち着いて話せる場所なども確認しておきたい点です。証人の手配や必要資料は公証役場と相談し、施設側にも訪問予定を伝えましょう。
文字を書きにくいことや、聞こえ・話し方の事情がある場合も、早い段階で具体的に伝えると作成方法を検討できます。
体調が安定しているうちに着手する
公正証書遺言は、ご本人が全文を手書きする方式ではありません。しかし、外出や筆記の困難と、遺言内容を理解して意思を示せるかどうかは別の問題です。
条件によりウェブ会議での作成が認められる場合もありますが、公証人の判断が必要です。利用方法を自己判断せず、本人の状態に合う進め方を相談しましょう。
参考:日本公証人連合会:遺言
準備の順番を、ひと目で
- 1本人の希望を整理ご本人の言葉と、ご家族の提案を分けて記録。
- 2役場へ相談外出が難しい事情と現在地を伝える。
- 3資料・訪問条件を調整公証役場と病院・施設の予定を確認。
相談前に、計画を一緒に整理しましょう
外出が難しい方の遺言準備について、資料の整理や公証役場との調整をご相談いただけます。ご本人の希望を尊重し、状況に合う準備を一緒に進めます。
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