飲食店を閉めるとき、保健所への廃業届も確認。許可証は処分せず保管を
- コラム

飲食店の閉店が決まると、片付けや賃貸借契約の整理など、やることが重なります。そんなときに確認したいのが、食品営業の廃業届です。
閉店の案内を出しただけで手続が終わったと思わず、お店を管轄する保健所への届出も準備しましょう。
1.お店の場所を管轄する保健所へ
飲食店営業などの食品営業をやめたときは、保健所で廃業の手続が必要です。那覇市の案内では、廃業届と営業許可証の原本が挙げられています。
片付けの際に許可証を処分せず、手続用の書類として分けておきましょう。なお、県の八重山保健所は、営業許可を受けた事業者だけでなく、営業届出をした事業者にも廃業の手続を案内しています。
許可証原本の話は、営業許可を受けた事業者についてのものです。届出営業で使う様式や必要書類も、施設の所在地を管轄する保健所の案内で確認してください。
閉店前後に確認したいこと
| 状況 | 確認する内容 |
|---|---|
| 営業許可を受けた飲食店を廃業する | 管轄保健所の廃業届。那覇市は営業許可証の原本添付を案内 |
| 営業届出をしている食品事業をやめる | 届出営業についても廃業手続を確認。許可営業の様式と取り違えない |
| お店を別の方へ譲る予定がある | 廃業届を出す前に、事業譲渡による承継手続の対象か相談 |
2.許可証と廃業日を整理してから記入する
那覇市の廃業届(営業許可)の様式には、届出者、施設の所在地・名称、廃業年月日などの欄があります。営業許可の情報も手元で確認できるようにすると準備が進めやすくなります。
複数の店舗や許可がある方は、今回やめる施設・営業を整理してから相談しましょう。許可証の原本が見つからない場合は、必要な対応を保健所へ確認してください。
紛失している旨を事前に伝え、届出に必要な対応を確認しておくと安心です。
3.店を譲るときは、廃業届の前に相談を
閉店ではなく、別の方へお店を引き継ぐ予定なら、先にその事情を保健所へ伝えましょう。那覇市は、事業譲渡による地位承継の届出についても案内しています。
営業者が変わるからと一律に廃業・新規許可と決めず、事業譲渡や営業内容の変更の有無を説明し、該当する手続を確認することが大切です。営業そのものを譲る予定か、店舗や設備だけを引き渡す予定かも具体的に伝えてください。
一時的な休業や移転の相談も、営業を完全にやめる場合と分けて伝えると整理しやすくなります。
4.現在の様式と提出方法を確認する
那覇市の様式ページには、営業許可と営業届出それぞれの廃業届が掲載されています。以前保存した書類をそのまま使わず、現在の様式を確認しましょう。
県の北部保健所も許可証原本の添付を案内しています。提出先・提出方法・届出時期は、実際に管轄する保健所へ早めに確認してください。
税務や雇用など別分野の手続もある場合は、それぞれの担当窓口や専門家への確認が必要です。
準備の順番を、ひと目で
- 1閉店・譲渡などの状況を整理完全な廃業か、お店を引き継ぐ予定があるかを整理します。
- 2許可証と営業の情報を準備施設名・所在地・廃業日などを確認します。営業許可を受けている場合は、許可証原本を届出まで処分せず保管します。
- 3管轄保健所の案内で届け出る様式・添付書類・提出方法・届出時期を確認して手続します。
相談前に、状況を一緒に整理しましょう
かりゆし法務事務所では、食品営業に関する届出書類や手続の整理をご相談いただけます。お店の所在地、営業許可・届出の状況、廃業か譲渡かをお知らせください。
税務や雇用・社会保険に関する手続は、担当窓口や税理士・社会保険労務士などの専門家へご確認ください。
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