合同会社と株式会社、安さだけで選んでいい?設立前に比べたい運営ルール
- コラム

会社を作ろうとすると、まず目に入るのが設立費用の比較です。費用は大切ですが、一緒に経営する人や将来の出資の受け方まで考えると、選び方は変わります。
定款認証の有無だけで決めない
合同会社の設立では定款の公証人認証が不要です。一方、株式会社の設立時の定款は認証が必要です。
ただし、認証が不要でも会社のルールを定める定款は必要で、作成を省略できるわけではありません。費用の表を見るときは、手数料だけでなく、定款作成、登記、開業後の管理まで項目をそろえて比べてください。
設立前の比較メモ
| 比べる項目 | 株式会社 | 合同会社 |
|---|---|---|
| 設立時の定款認証 | 必要 | 不要(定款は必要) |
| 運営の設計 | 株主・取締役等の役割を整理 | 社員・業務執行社員・代表社員を整理 |
| 相談で伝えること | 出資者や経営体制の計画 | 社員間の意思決定や役割の計画 |
共同経営なら、決め方を具体的に
合同会社の「社員」は、一般にいう従業員とは異なり、出資者を指します。誰が業務を執行し、誰が代表するか、複数人の意見をどうまとめるかを定款で設計することが大切です。
例えば、二人で始める事業なら、大きな設備を買うとき、追加出資をするとき、一人が退くときにどうするかを話し合っておきましょう。仲がよいことと、判断の手順が共有されていることは別の準備です。
将来の計画を一枚にする
株式会社と合同会社では、会社の機関や出資・経営の仕組みが異なります。会社形態だけで信用や融資結果が決まるものではなく、実際の取引条件や事業計画も確認が必要です。
取引先、共同経営者、資金の集め方、今後三年間の展開を書き出すと、必要な仕組みを説明しやすくなります。設立費用の差だけを先に結論にせず、運営する姿から逆算しましょう。
準備の順番を、ひと目で
- 1事業の予定を書く仕事・取引先・共同経営者を整理。
- 2運営を話し合う出資、代表、重要事項の決め方を検討。
- 3定款と手続きを整える登記や税務も含めて担当先と順番を確認。
相談前に、計画を一緒に整理しましょう
会社の目的や定款、許認可の準備についてご相談ください。設立登記は司法書士、税務は税理士の業務となるため、必要な相談先も整理します。
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